今日の社会では,法学・政治学のみならず,経済学・経営学などの社会諸科学,さらには人文・自然諸科学までもが密接にかかわり合う問題が数多く発生するようになっています。神戸大学大学院法学研究科・法学部パブリック・コミュニケーション・センターは,そのような学際的対応を必要とするさまざまな課題に,大学からの応答を行なうための組織です。
本センターがその名に掲げる「パブリック・コミュニケーション」とは,社会的・公共的な今日的な問題について,さまざまな利害関係者・ステイクホルダーたちと協議しながら,普遍的な論理と適切な話し合い・決定のためのさまざまな方法を用いて,関係者の了解・合意を伴う解決策を見いだし,そしてその実施・執行まで達成しようとする一連の取り組みを意味します。神戸大学大学院法学研究科では,この「パブリック・コミュニケーション」に,研究・教育の両面から,学内外の法学者・政治学者の双方が,経済学・経営学その他多くの分野の研究者たちとも協働しつつ実証的・学術的に取り組んでおり,本センターは,そのような多角的な取組を連携させるためのハブの役割を担っています。
このウェブサイトでは,パブリック・コミュニケーション・センターにかかわる研究・教育活動について広く発信を行ない,国際学術コミュニティおよび地域コミュニティへの効果的な知見提供・実装につなげていきます。